3回目となる今回のアートプロセスマガジンは、デジタル社会における紙の魅力とアナログ×デジタルを融合したメディアミックスについて営業部課長 坂本隆成氏にインタビューさせて頂きました!
吉原:坂本課長、本日は宜しくお願い致します。
坂本:はい。こちらこそ宜しくお願いします。
吉原:早速ですが、近年印刷業界もデジタル化への波が押し寄せ、更にコロナ禍の影響により益々その波が加速して来ているように感じます。
坂本課長はこの状況をどの様に思われていますか?
坂本:そうですね。最近は広告手法もチラシや看板だけではなく、WEBページを作成しSNS広告などで集客を図るクライアント様も増えてきている印象がありますね。もちろんそういった手法は時代に合わせて必要なことですが、私はデジタルにはない紙ならではの良さもあると思っています。これからの時代はアナログとデジタル双方の良さを掛け合わせながらお客様へご提案して行くことが重要だと思っています。
吉原:なるほど。つまり「メディアミックス」が重要になるということですね。
では坂本課長が思う紙のアドバンテージ(利点)とはどのようなことだと思われますでしょうか?
坂本:まずデジタルとの大きな違いは現物として手元に存在していることではないでしょうか。実際に手で触ることができ、質感を楽しむことができることが一番の魅力だと思います。
他には一覧性が高いことも挙げられますね。ページ全体を見渡して必要な情報を見つけることができますよね。
またDMで考えると、店頭配布だったり郵送などターゲットに合わせたPR方法が多様で、それに加えWEBで届く情報よりも温かみを感じることも紙ならではの利点のように思います。
吉原:確かにそうですね。イメージ的なところですが、WEBメディアよりも紙媒体の方が信頼性も高いように感じます。
それでは、アナログ×デジタルがうまく融合した事例を教えて頂けますでしょうか?
坂本:最近でいうと、宇城市様からの観光PR用のパンフレット及びポスターとPR動画を製作させて頂いたことですね。
当初はパンフレットとポスターのみのご発注だったのですが、ご担当者様から他の方法でも地域をPRできないかというご相談を頂きまして、PR動画をご提案させて頂きました。印刷物用に撮影や取材をする際に、動画の撮影まで行うことでパンフレットやポスターのコンセプトと上手く連動した作品を作ることが出来たと思っています。また、こちら全ての作業を当社制作チームでご対応することができたことは会社としてもとても価値のあることだと思っています。ただ何よりも一番嬉しかったのは、お客さまが喜んで頂きお役に立てたことですね。
宇城市観光パンフレット・観光PR動画の制作事例はこちらからご覧いただけます。
吉原:それぞれの分野で専門スタッフがいる当社の強みを生かし、お客様のご要望に応えることができた素晴らしい事例ですね。
では、このコロナ禍の影響に関係したメディアミックスの事例はありますか?
坂本:コロナ禍の影響を受けての事例としては、小代焼窯元の会様からご依頼頂いた案件になりますね。
小代焼とは熊本県北部で約400年前から続く、国指定の伝統的工芸品の陶器で、毎年小代焼窯元の会様が主催で作品の展示会を開催されております。当社ではこれまでに、商品の撮影や展示会に使用するチラシやパネルなどを製作させて頂いておりました。しかし、今年はコロナウイルスの状況を踏まえ今までの展示会は中止となり、WEBサイト上での展示会を開催されることになりました。その中で当社は、商品の撮影からチラシ・ポスターの製作そしてランディングページ作成とSNS広告までご対応をさせて頂きました。今までとは違う新たな形で展示会に関わらせて頂けたことはすごく有難いことでしたね。
吉原:こちらについてもコロナ禍の中で当社の強みを上手く生かすことができた事例ですね。
それでは最後になりますが、これから坂本課長が目指す印刷事業の新たなスタイルとは何だと思われますでしょうか?
坂本:はい。私が思っていることは、以前もこれからも変わらずお客様が求めることに対して、視野を広く持ち一つの答えだけではなく、様々な角度からご提案することが大事だということです。
当社は事例でご紹介したデザイン制作や撮影、印刷以外にもサイン・WEB・サイネージといった販促ツールも取り扱っています。お客様の状況に合わせそれぞれの販促ツールの良さを活用し、相乗効果を生み出していけるようなご提案ができるようにこれからも頑張っていきたいですね。
吉原:お客様が求めるものは何なのかの本質を捉え、当社として最良の方法をご提案することが営業として大事ということですね。
坂本課長ありがとうございました。
弊社の制作事例はこちらからご覧いただけます。