ARTPRO MAGAZINE  2025.07.29

色彩心理学×デザインで効果的な販促活動を!


皆さんこんにちは! アートプロマガジン編集長 吉原です。
突然ですが皆さんは、鮮やかな色のデザインを見て気分が高揚したり、
落ち着いた色のデザインを心地よく感じたりしたことはありませんか?
今回は、”色が与える印象”をテーマに、夏にピッタリの鮮やかな記事をお届けします!


■色彩心理学について

色彩心理学とは、
人が色を通して受ける印象や影響を研究する学問で、アメリカがその発祥とされています。
色や配色は印象に影響を及ぼし、その印象は行動へ繋がります。
そのため、デザインには色彩心理学を踏まえた色選びがかかせません。

心理的な影響だけでなく、身体にも影響を及ぼすことがあります。
例えば、赤色を見た時には、交感神経が優位になり、血圧を上げる効果があるとされています。
反対に、青や緑色を見たときには副交感神経が優位になり、脈拍や体温を下げ、呼吸が落ち着くなどの効果を発揮することがあります。

このように、色は人の心と身体にさまざまな影響を与えています。
色により感じる印象が違うことは想像しやすいですが、身体にも実際に影響が出るのは驚きですよね!
しかし、国や文化によっては同じ色でも与える印象が異なる場合もあるので、十分配慮した上で活用するよう心がけましょう。


■色による見え方の違い

実際に、色だけを変えた同じデザインで、見え方や印象がどのように変化するか試してみましょう!
アートプロセスデザイナーにお願いしてデザインを作ってもらいました!

赤色はその色の強さから、やる気を起こさせ、決断のスピードを早める効果があります。
そのため、販売促進にとても効果的です。
ファストフードブランドのロゴや、短期的なセールのお知らせなどに使用されることが多いと言われています。

青色は、洗練された落ち着きある印象を与えることができます。
また、信頼や誠実と連想されやすい色でもあるため、青色をロゴマークに使用する企業は数多く存在し、ビジネスシーンで活用されることも多い色です。

緑色は、見る人を落ち着かせ、安心と快適さを感じさせる色とされており、暖色でも寒色でもないため、季節を問わず多くの場面に使えるバランスの良い色と言えます。
安全性を示す際によく用いられ、世界各国の紙幣の色にも選ばれています。

オレンジ色は、楽しい気持ちやエネルギーと結びつく色です。
ポジティブで見る人を元気にする効果があり、親しみやすさを与えます。
一説によると「衝動買いを促す色」とも言われており、インターネット通販各社の購買ボタンに使用されています。

このように、同じ要素・レイアウトでも、色を変えると全く異なった印象を与えることができます。
製品やサービス、会社に抱くイメージを大きく左右するため、ねらいや目的に合わせて戦略的に検討することが重要です。


最後に

当社では、社内に複数のデザイナーが在籍しており、
販促物の目的・ご希望に応じて、効果的な色彩を使ったデザインをご提案させて頂きます!
まずは営業担当または当社HPよりお気軽にご相談ください!


【参考文献・Webサイト】
・株式会社日本デザイン/大坪拓摩監修、2022年、『見るだけでデザインセンスが身につく本』、SBクリエイティブ株式会社
・株式会社キャリカレ.「色彩心理学とは|歴史や色が与える効果・影響、活用されるシーンなどを解説」.資格のキャリカレ.https://www.c-c-j.com/course/psychology/colortherapy/column/column06/,(2025/5/14取得).
・アドビ株式会社.「色が持つ意味」.Adobe.
https://www.adobe.com/jp/creativecloud/design/discover/color-meaning.html,(2025/5/14取得).
・アドビ株式会社.「デザインにブルーが与える意味」.Adobe.https://www.adobe.com/jp/creativecloud/design/hub/guides/meaning-of-blue-in-design.html,(2025/5/14取得).
・アドビ株式会社.「デザインにおけるグリーンの意味」.Adobe.https://www.adobe.com/jp/creativecloud/design/hub/guides/meaning-of-green-in-design.html,
(2025/5/14取得)
・アドビ株式会社.「オレンジ色の持つ意味とは」.Adobe.https://www.adobe.com/jp/creativecloud/design/hub/guides/meaning-of-orange-in-design.html,
(2025/5/14取得)


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